2018年11月

球根の掘り上げが全て終わり、分球を開始しました。
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ハサミとナイフを使い、球根を切り分けていくのですが・・・
中には混みいった球根もあります。
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作業がしやすいように、細い球根はカット。
球根から生えた球根もカットします。
球根は、クラウンと呼ばれる部分に出てくる「芽」が大事。
この芽がないと、いくら球根が充実していても芽が出てきません。
どこに芽がついているかの入念な確認、どの球根に芽をつけて残すのか、それによって大きく球根数に差が出ます。
お客様の注文に答えられるかどうか、活きのいいのを園地に植えられるかどうか、大半はこの分球にかかっています。(生き物なので、どうしても不作の要因はありますが)
まさに分球が集大成です。
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今朝も冷え込み、日光が当たり始めると霜が解けて蒸気に。
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日も短くなっていて、ハウスに日光が当たり始めるのは8:50頃。
ハウス内も朝の5度から日中は20度越え。
15:30頃には太陽も見えなくなり、寒暖差が激しく、体温調整が大変です。20181127_235557146_iOS

 

昨日も冷え込みましたね。
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霜が降りました。
陽が当たるまで、手が悴んでしょうがないです

今年は閉園してからの天候、気温にも恵まれ、早めに掘り上げが完了しました。
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 ハウス内では暖房をつけ始め、凍ってしまわないように注意を払います。

最近寒暖差が激しくなってきました。
先日は3度まで下がったり・・・
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さて、当園ではウイルスに対してしっかりと対策をおこなっています。
ダリア園を維持するためでもあり、お客様にちゃんとした球根を提供するためでもあります。
一つ目は「矮化病」対策
矮化病とは・・・感染すると健全な株と比べ草丈や花、葉が小さくなってしまう病気。
茎を切る際は、鋏を1株切るごとに消毒液に浸し感染リスクを下げています。
消毒液として使用するのは「次亜塩素酸ナトリウム」
家庭ではおなじみのキッチンハイター等です。
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もう一つは「モザイク病」対策
モザイク病とは・・・感染すると葉の葉脈が浮き出るようになったり、葉がガチャガチャしてしまう病気。
アブラムシなどから伝染するため、株への消毒はもちろん行います。
分球の際にもウイルス株に接触した器具からの感染を防ぐために、1株分球するごとに器具を消毒液に浸します。
消毒液に使用するのは「第三リン酸ナトリウム」
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1球の健全な球根提供のために、見えないところでも手は抜いていません。
安心してご注文下さい。
(球根の注文は、後日HP上に注文書をアップする予定です。
品種名が分かる場合はご注文下さい。
品種名が分からない場合は、春に球根の状態と在庫状況を確認し、注文いただける品種を掲載予定です。)

園地の作業はいよいよ球根の堀上げに入りました。
今年は比較的暖かいので、堀上げもしやすい状況です。
(地面が凍ると大変)

掘り上げ方ですが、農具を使い両サイドから球根を持ち上げます。
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その球根は、ざっと水洗いして土を落とします。
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その後茎をハサミで切って、品種ごとにコンテナに収納。
この時コンテナには、持ち手の部分にタグを付け、中に残りのタグを入れて品種不明になるリスクを軽減。
球根を折らないように収納するのは結構神経を使います。
(ここで折ったら、収穫できる球根が1球減ることになるので)
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コンテナが軽トラックにいっぱいになったら、ハウス前に持っていき最終の洗い作業です。
洗いたての球根には、芽がよく見えるものも。
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真ん中の白く盛り上がっているのが「芽」です。
この「芽」を付けながら分球をしないと、いくらぷっくりしていても「芽」は出てきません。
分球の際はご注意くださいね!!

堀上げが終了したらいよいよ分球作業に入ります。
県道上の園地が終わったばかりで、もうしばらく掘上げですが、作業台は先に作成済みです。
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本日はダリア園のスタッフ集合で、受付前のテントなどをお片付けしました。
杭も引っこ抜き、いよいよ球根掘り上げがせまってきます。
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お片付けの後は、尾ノ内渓谷の紅葉まつりにお呼ばれされているので、みんなでお伺いします。
1日限りですが、ダリアが渓谷を彩っていて感慨深いです。
1週間よく頑張ってくれました。
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尾ノ内渓谷は1月から氷柱です。
ご存知ない方は、是非見にきて下さいね〜。

11月3日まではダリアが溢れていた園地が、あっという間に綺麗になっていきます。
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まるでシンデレラの物語のように・・・。
魔法がとけてしまった感じです。

ネットを取りやすくするために、茎を根元から切ります。
ウイルス感染を防ぐため、ハサミは都度消毒液に。
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球根を活かす株、活かさない株でハサミも使い分け、徹底的にリスクを少なくします。

切られた茎は、上下ネットの間から取り出します。(茎の伸び方に合わせて、ネットの下から取り出す事も。)
ちょっと持ち上げて、勢いよく引き抜くのがコツだと教えて頂きました。
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2日間かけて県道上の園地を片付け終わりました。

今期も多くのお客様にご来園いただきました。
ご来園いただきありがとうございました。
多くの品種が最終日まで咲き続けてくれて、ホッとひと安心です。

園地で役目を終えた花は摘んでしまいます。
その中でも状態の良い花は、11/11 尾ノ内渓谷の「紅葉まつり」で飾り付けられ、もう一度輝きます。
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園地に残された花も、「紅葉まつり」へ
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開園期間は終わりましたが、作業の様子は随時お届けします。
お楽しみに!? 

前倒しでできることは、前倒し。
ということで、翌年の球根発送の準備です。

注文いただいた球根の発送時、緩衝材として入れる木のチップを準備しておきます。
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木材屋さんからもらってきた状態では細かい木片も含まれます。
なので、粗めのふるいにかけて大きめのを残します。
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けっこう細かいのが舞うので、マスクは必須です

来年春の話ですが、球根が届いたら早めに開封してくださいね。
そして鉢植えを予定している方は、早めに植えちゃってください。
地植えと比べて鉢植えの方が栄養分は不足しがち
今年と同じくらい暑くなるなら、ある程度成長していた方が夏を乗り越えやすいです。
また、直射日光の元では鉢内の温度が40度を超えることも・・・。
お客様によっては鉢をアルミホイルなどで覆ったり、遮光シートの中に移動したりと、
太陽光で鉢の中の温度が上がるのを防ぐ努力をされています。
あと夏場の日中の水やりは厳禁
お湯を地中で熱くなり、お湯をあげることになります。
日が落ちて涼しくなってからあげましょう。

芽は出て茎は伸びたけど、夏場にダメになってしまったという方は、この辺の原因ありませんか?

余談ですが・・・。

皆様「プリンセスマサコ」は園地で見ましたか???

ある人曰く、
プリンセスマサコの内に「プリンセスマサコ」を見られるのは今年で最後です。

たしかに今シーズンで平成は最後、来シーズンからはプリンセス⇒クイーンマサコに変わります
ダリアの品種名は変わらないと思いますので、
プリンセスマサコの内にお見逃しなく
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閉園に向けて、園地の外では準備を進めています。
鉢植えで花が終わってしまった鉢は、球根を取り出します。
茎を切り、
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鉢をひっくり返して取り出します。
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根がびっしりなので土を払い、球根が見える状態にします。
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品種が混じらないように、品種ごとに籠を分けます。
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鉢植えの球根は来年、植える前に分球して植え付け。
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小ぶりですが球根がいくつもついています。
園地の株の分球の時期には、分球についても記事を書きたいと思いますので、興味のある方は挑戦してみてください!!
空いた鉢は、川で洗濯です

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