2018年06月

ダリアの育成状況を見ながら、この時期に芯止め(摘芯)も行います。
ダリアを含めた植物の多くは、茎の先端の芽を優先して育てる性質を持っています。
芯止めをすることで、残した4つの脇芽に栄養を回し4本に仕立てることができます。
(主茎の1本を咲かせる天下仕立てという仕立て方もあります)
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2節を残して上をカット(写真は分かりやすく、そのまま伸ばしたのを使用しています)
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ダリアを育てるのに、天敵となる虫がいます。

ひとつは「ネキリムシ」
こいつはダリアの茎を噛み切ります。
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もうひとつが「ウリハムシ」
こいつは葉を食ってしまいます。
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どちらも柔らかい今の内が食べごろのようです。
ですが、お客様に見せる大切なダリアをくれてやるわけにはいきません。
というわけで、ウリハムシの殺虫剤を散布しました。
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即効性が高い!!
いままで手でやっつけていたので、これで草むしりの効率アップです。

着地はおそらく2,200鉢くらいです。
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これだけ並んでいるのを見ると、いっぱい作ったなぁと実感します。

元気に咲いてね~

以前、両神山の方向に頭を向けて球根を植えるという記事を書きました。
植え方をそろえるには、もちろん理由があるわけで・・・。



その理由とは「球根の埋まっている場所が分かる」でした。

なぜ分かる必要があるか!
①草むしりをするときに、迷わない。
②どうにも芽が伸びてこない時に、掘り起こしやすい。
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ピン!ときた方、流石です

私はいい勉強になりました

ダリアの葉も、大きくなってきました。
恵みの雨は雑草にとっても恵みなわけで、これから雑草との戦いが激しくなりそうです

張った網を固定する作業と並行して、鉢植えも開始しました。

出来るだけ鉢の真ん中に芽がくるように球根を配置、土を被せます。

(球根が長い場合は、お尻の部分を深めにして調整)
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被せたら品種名を書いたタグを刺して、台車に乗せて並べていくのですが・・・。

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お姉様達がとにかく速いんです🏃‍♂️💨

台車に15鉢乗せて置きに行って戻ってくると、もう8鉢出来上がっているもんで、すぐに積んでまた出発🏃‍♂️💨
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タグが足りなければ書き足して、鉢が少なくなれば足して、大忙しです。


そんなこんなで、本日は650鉢ほど出来上がりました。
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球根の植え付けが終了し、網をはる作業に入りました。
ダリアは草丈の高い品種だと1m50cmまで伸びます。
また、超巨大輪の品種は花の直径が30cmを超える為、風に煽られると倒れてしまいます。
網をはることで、風と鹿からダリアを守るのです。(鹿が葉っぱを食べてしまうので、ガードしないと球根を掘り起こされてしまうのです。)
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1段目は大体畝から40cm程度、2段目は杭の上部に。
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弛んでいると網をはる意味がないので、体重をかけながら引いて杭にかけて行きます。
畝からは植えた球根から芽が顔を出し始めているので、傷つけないように注意しながらの作業です。

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園地上段の終わりが見えてきたところで突然の夕立⚡️
バケツをひっくり返したような雨に襲われて…あまりの降雨量に畝の一部が決壊(~_~;)
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したものの、なんとか流された球根は回収出来たので、明日植え直します。
水没は洒落になりませんので、水の流れについては見直しが必要ですね。
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本日は雨上がりで大変湿度が高いです。
園地でも水蒸気がモヤモヤと立ちのぼってます。
熱中症にはご注意下さい。
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スタッフも頭から汗が滴るような状況で作業をしております。

6月に入り、園地の球根を植え始めました。
決められた場所に球根を配置する担当と、植える担当に分かれての作業です。
どうしても思い通りにはならないので、咲いてくれるように祈りながら行います。
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球根を入れる穴を掘ります。(球根の部分は少し深めに)
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球根を置きます。(すべて両神山方向に頭を向けます)
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雨が降っても大丈夫なように、頭は2~3cm程度土をかぶせます。
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これをひたすら繰り返します。
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芽が伸びてきた球根は、二節残してカットしておきます。
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余談にはなりますが、植えたダリアが万が一ダメになった時のために、1列につき3球の予備を植えます。
また、昨年不作だった品種は圃場に植えて数を増やすことも行っています。
パンフレットで謳っているよりも、大分株数を作っています。
また畝の総距離は3kmに届くのだとか・・・。
そんな苦労があるからこそ、見事なダリアを咲かせたいし、皆様に見て頂きたい!!
今年も楽しみにしててくださいね。

今期の直売所での販売を終了しました。
ご購入を頂いた皆様、ありがとうございました。

またこのタイミングで、WEBでの球根注文も終了致します。
主旨をご理解の上ご購入を頂いた皆様、ありがとうございました。
今回のテスト結果を、次回に活かせるように検討します。

園地の球根を植え始めました。
今年もよい花をお届けできるよう頑張っていきますので、お楽しみに。

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